×

ザックジャパン 来年2月のオランダ戦が浮上!

[ 2012年10月13日 06:00 ]

練習中に険しい表情を見せるザッケローニ監督

 日本代表が来年2月6日の国際Aマッチデーで、再び欧州の強豪国と対戦する可能性が浮上した。アルベルト・ザッケローニ監督(59)が世界トップクラスとの再戦を強く熱望。対戦国として、10年W杯南アフリカ大会の準優勝国・オランダが候補に挙がっていることが分かった。実現すればマンチェスター・ユナイテッドのファンペルシーVS香川、インテル・ミラノのスナイダーVS長友など見どころ満載の対戦となる。

 フランス、ブラジルにとどまらず、ザックジャパンが再び強豪国と対戦する。日本サッカー協会の大仁会長が「ザックさんは日本は強豪との対戦経験が少ないと言っている」と明かしたように、ザッケローニ監督は世界トップクラスとのさらなる対戦を熱望。関係者によると、来年2月6日の国際Aマッチデーの対戦相手としてオランダが有力候補に挙がっているという。

 14年W杯ブラジル大会まで約2年。指揮官はW杯までの道のりにおいて「戦術面、パーソナリティーの面でさらに成長する必要がある」と話している。強豪国との対戦では、アジア諸国との対戦で感じられない「試合へのプレッシャー、ストレスがある」と言い、「W杯で良い結果を残す」という目標を達成するため、さらなる強豪との対戦が不可欠だと強調する。

 オランダ戦が実現すれば、10年W杯南アフリカ大会1次リーグ以来、通算3度目の対戦となる。関係者によると、開催地は日本国内が有力という。国内組にとって2月はプレシーズンで、各クラブで合宿中。試合に向けた調整が難しくなる一方で、海外組はシーズン中だけにコンディション調整は問題ない。

 オランダにはマンチェスターUのFWファンペルシー、インテル・ミラノのMFスナイダーら豪華メンバーがそろっており、それぞれのクラブでチームメートとしてプレーする香川、長友にとっては移籍後初の直接対決となる。オランダには過去2戦2敗で、いずれも無得点に終わっている。現在FIFAランキング8位の強豪との対戦は日本の成長ぶりを確認する場になるだけに、国内のサッカーファンにとっても注目の一戦となる。

 【オランダ戦VTR】

 ☆09年9月5日、親善試合(●0―3=エンスヘーデ) 岡田政権下の欧州遠征で対戦した。前半は0―0で折り返したが後半に守備が崩壊。ファンペルシー、スナイダー、フンテラールにゴールを許した。FKのキッカーをめぐり本田と中村俊が口論する場面も。

 ☆10年6月19日、W杯南アフリカ大会1次リーグ第2戦(●0―1=ダーバン) 守備重視の戦いで前半は0―0に抑えたが、後半8分にスナイダーに決勝弾を決められた。英紙サンデー・ミラーに「ウルトラ・ネガティブな日本は敗戦にふさわしい」と報じられるなど守備的な戦術を批判された。

続きを表示

この記事のフォト

2012年10月13日のニュース